今回は、「頸部(頚部)脊柱管狭窄症」と「腰部脊柱管狭窄症」それぞれの「代表的な症状」「なりやすい人の特徴」
「鍼灸治療」についてお話したいと思います。
先ず、「頸部(頚部)脊柱管狭窄症」の代表的な症状として、@腕から手指にかけて、強い痛みやしびれがある。
A腕が重くだるい、Bあるいは手指に力が入らず、C思うように動かせない。
そして「腰部脊柱管狭窄症」の代表的な症状として、@腰が重くて、痛い。A足の痛みやしびれがある。
B間欠跛行(かんけつはこう=歩くと足が痛くて歩けなくなる、少し休むと足の痛みがとれ再び歩けるようになる、
しかしまた足が痛くなり歩けなくなる、つまり長時間歩けず、歩いては休み、痛みがおさまったらまた歩くを繰り返す)になる。
この他、頸部・腰部を問わず、脊椎管の中を通る脊髄や神経根への圧迫の影響により、
生活に支障が出るくらいの歩行困難や排尿・排便障害が出ることもあります。
次に、「脊柱管狭窄症」になりやすい人の特徴を挙げると、
@首や腰に負担がかかるスポーツや動作を長期間、続けていた人。
A首や腰を頻繁に曲げたり、ひねったりする動作を継続していた人。
B前かがみや座りっぱなしなど、長時間、同じ姿勢をとる環境にあった人。
つまり、首や腰周りの筋肉に血流障害を起こしやすい人に多いようです。
最後に、「腰部脊柱管狭窄症に対する鍼灸治療」は、神経血流の改善(神経の栄養血管の循環改善)、
強い鎮痛効果を狙って、@傍脊柱部刺鍼、A傍神経刺、B陰部神経鍼通電、C座骨神経鍼通電などを適宜行います。
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