それでは、先ず最初に、自分が気象病の条件に当てはまるかどうか?次の「チェックリスト」で確認してみましょう。
●【あなたも気象病かも!?簡単チェックリスト1】
気象病が疑われる症状には、どのようなものがあるのでしょうか?、次の2つのポイントで確認してみましょう。
Α)ポイント1…天気が悪くなると、体調が崩れる。
Β)ポイント2…雨が降る前や天気の変わり目が、なんとなくわかる。
上記の2つのポイントのどちらかに該当する人は、7〜8割ぐらいの確率で気象病といえます。上記で判断しにくい方は、以下の項目もチェックしてみてください。
●【チェックリスト2】
@.“耳鳴りやめまい”が起こることが多い。A.“肩こり、首こり”がある。または、“首の外傷歴”がある。B.“猫背、反り腰”で、“姿勢が悪い”。C.“乗り物に酔いやすい”。D.パソコンやスマートフォンの使用時間が、1日4時間以上。E.ストレッチや柔軟体操をすることが、ほとんどない。F.“歯のくいしばりや歯ぎしり”、歯の治療が多い。“顎関節症”がある。G.夏も冬もエアコンが効いている環境にいる。H・日常的に“心身へのストレス”を感じている。I.男女ともに、“更年期障害”ではないかと思うことがある
「3つ以上あてはまった人は要注意」です。
すなわち、サブリストの症状のうち、3つ以上当てはまると「気象病の予備軍」かもしれません。その場合は、ポイント1、2に戻り、当てはまるシーンがないか、再度確認してみましょう。「気象病は、気圧、温度の“差”が急激に開くことで発症します。たとえば、良い天気だったのに急に雨が降り始めたとか、雨が降る前に気圧が急激に下がったとか。
温度の場合は、温かい室内から寒い屋外に出ることで、周囲の温度が激変するとそこから気象病に類似した症状が出たり、“風邪やアレルギー”みたいな症状が出ることもあります。しかし、気象条件が生み出す差が、どのようにして頭痛やめまいなどの気象病の症状につながっていくのでしょうか?次回は、「気象病のメカニズム」についてお話いたしましょう。
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